よくある誤解と正しい知識

よくある誤解や勘違いを科学の視点から分かりやすく解説しています

スカンクの臭いはおならではない

スカンクは身の危険を感じると、肛門付近から液体を飛ばします。この液体こそが強烈な悪臭のもとです。

スカンクを含む多くの食肉目の動物(イヌ・ネコなど)には、肛門の近くに肛門嚢と呼ばれる一対の袋があります。この中には臭いのする分泌液がためられていて、通常は縄張りを主張するためなどに使われます。しかしスカンクやイタチの仲間は、これを攻撃の手段として使用するようになりました。

捕食者に襲われそうになったとき、相手をめがけて水鉄砲のように分泌液を飛ばします。ただ、いきなり噴射することはなく、その前には一連の威嚇行動が見られます。警告を無視して近づいた場合のみ、スカンクは最後の手段に出るわけです。飼い犬や飼い猫など、知らずに興味本位で近づいてしまい被害にあうケースも多いようです。

臭いの主な原因はチオールです。タンパク質が腐敗するときにも生成される硫黄化合物で、極めて不快な臭いがします。他の動物と比べて嗅覚の鈍っている人間ですが、チオールには敏感に反応します。そのため、有名なところでは都市ガスの付臭剤として使われています。

このことから、スカンクの臭いは都市ガスの臭いに近いと言えますが、実際に嗅いでみた限りでは、都市ガスに加えてごま油のような匂いが混ざっている印象でした。めまいがするほどの刺激だったので、出来れば二度と嗅ぎたくないですね…。


結論: スカンクの悪臭のもとはおならではなく分泌液。


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