よくある誤解と正しい知識

よくある誤解や勘違いを科学の視点から分かりやすく解説しています

宇宙の原子の数は10^80程度

観測可能な宇宙にある全ての原子を数えると、およそ10の80乗個になります。意外と少ない、と思うかもしれません。

実際に計算してみます。ここでは全てが水素原子で出来ていると仮定するので、特に人体と地球の原子数が多く見積もられます。

(以下有効数字一桁)
水素原子1gに含まれる原子の数は、アボガドロ定数より 6×10^23個
50kgの人間に含まれる原子は、上の値を5万倍して 3×10^28個
地球の質量は6×10^24kgほどなので、原子数は 4×10^50個
太陽の質量は地球の300万倍ほどで、原子数が 1×10^57個
銀河系には数千億の星があるので、一兆個と多めに見積って 1×10^69個
観測可能な宇宙にある銀河の数は一千億個程度なので 1×10^80個

1~2桁の誤差はあるでしょうが、大体10^80個という数字が出ました。これは途方もなく大きな数であり、直感的に少ないと感じたのは、指数表記があまりに効率的だからなのかもしれません。


余談ですが、10^100をあらわすgoogol(グーゴル)という言葉があります。検索サイトGoogleの社名は、英語の発音が同じであるこの言葉から来ています(発音はいずれも「グーゴー」に近い)。
さらに、10のグーゴル乗をgoogolplex(グーゴルプレックス)といい、1のあとに0がグーゴル個続く数になります。上記の計算より、この宇宙の原子の数(≒10^80)は1グーゴル(=10^100)個よりも少ないので、たとえ原子の一つ一つに「0」を刻んでも、グーゴルプレックスは決して十進数で表記できないことになります。

10^(10^100) などと、指数では簡単にあらわせる数が、素直に1と0を並べていくと宇宙の原子を使い尽くしてもまだ足りないというのは、なんとも神秘的な話です。


結論: この宇宙の原子の数は1 googol(10100)よりも少ない


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コメント

やっぱそうでしょ

グラハム数のG2の矢印の数とかなん本かわかりますか
G1=3↑↑↑↑3
ですら大きくてヤバいと思います

  • 2017/06/09(金) 01:31:28 |
  • 六道仙人

いまの世界って
水爆おちればいいとか

おんながいないからとか

くるしみやこれらがあたりまえとは思わない

  • 2017/06/09(金) 01:33:35 |
  • 六道仙人

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